日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

冬の季語

2018年02月20日 | 生活・ニュース
 

 先日の同好会で、今の季節の季語について幾つか紹介され、その言葉の意味を教わったそんなことから子どもの頃を思い出す季語を拾ってみた。寒さといえばまずは氷。今冬、豪雪地域では凍結による水道管破裂で生活に大きな支障が起きた。この地では氷は氷でもうす氷の経験しかない。最近は見かけなくなったのが氷柱(つらら)、水の滴りが凍ってできる、その様子から垂氷(たるひ)ともいう。暖房の普及で家の軒で見かけることがなくなった。

 寒くなると聞かれたのが霜焼(しもやけ)に皹(ひび)にあかぎれだった。寒さのために血管が麻痺して皮膚の下にくりくりとした塊ができる。幸いこれに罹った経験はない。手や足の皮膚に細かなひび割れが出来るのが皹、これも血行障害の一種で皮膚が硬くなって皹割れが起こる。祖母らは熱くしてどろっとした黒い皹薬を落とし込んでいた。軽い皹は記憶にある。

 今は寒いといえば食卓にのる一つに寄せ鍋がある。魚、肉、野菜など好みに応じてなんでも入る。この冬は野菜高騰で主婦を悩ませたことだろう。子どもころは湯豆腐を、醬油と薬味のネギで食べた。菜園で採れた春菊はたっぷり入っていた。春菊を嫌う人もいるが、鍋には欠かせない青物と思う。冬の料理に困った時には残り物を使って寄せ鍋をと記事には載っている。

 薄くても寒くない衣料が大はやり。身体を思うままに動かせなかった重ね着や着ぶくれを季語として詠む人がいるだろうか。寒さの厳しい中、恥ずかしいとか気どったりは無かった。こうしてみると季語も時代とともに更新されるのだろうか。カタカナ季語も多い。スキー、スケート、ラグビー、クリスマス、バレンタイン、古の俳人は何と思っているのだろうか。
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