日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

メジロ 1

2018年02月15日 | 生活・ニュース

 今年も小鳥のメジロがやってきた。辞書には目白と書いてあるが、昔々の話しに議員ほか諸々の人の「目白詣で」を思い出す人も多かろう。そこでメジロと書くことにする。メジロは背面が緑色、目の周囲は白く縁どられひと目で名前通りの小鳥とわかる。子どものころ、飼育している人らが寺の境内でメジロの鳴き声を競うのう学校帰りに腰を下ろして聞いた記憶がある。今は飼育も捕獲も禁止されている。

 さて、毎年、この時期になると柑橘類を半分に切り、庭の小枝に刺したり置いたりしてメジロの来訪を待つ。今年も買い置きのミカンをいつもの様に仕掛ける。メジロは姿を現すが、ヒヨに驚いてミカンにありつけない日が2、3日続く。ヒヨが遠ざかるとメジロは朝早く7時には前日の残りをついばんでいる。

 つがいでやって来て1羽は見張りをして1羽がついばむ、こんな光景に慣れていたが今年は違う。2羽が睦まじく一緒についばむ。しかし、その時間は短く、隣家の庭木に身を寄せ、またついばみに来る。これを何度となく繰りかす。ひとところに長居をして敵鳥に狙われるのを避ける心得かもしれない、と思いながら眺める。

 メジロの餌として、白い磁製の乳鉢で緑色のドロッとしたスすり餌を作っているのを見ていた。魚粉や野菜を混ぜて摺りつぶす緑濃い色だった。その家は竹で鳥かごを作っていて、作業場の背後にはメジロがやかましく鳴いていた。庭のミカンをついばむメジロを眺めながら、ランドセルを背負って餌や鳥かご作りを見ていたころを懐かしく思う。やってくるメジロを眺めるのは狭庭なので邪魔しないようガラス戸超し、そして網戸とレースカーテンを半開きにして撮っている。
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