紫陽花は日本原産のガクから改良された園芸品種という。開花はちょうど梅雨時期と重なる。名前に陽の字をもらってはいるが日当たりは苦手なようだ。
花色は紫、ピンク、青、白などいろいろあり、七変化ともいわれる。紫陽花の花の色は土壌が酸性なら青色っぽく、アルカリ性なら赤色っぽくなると教わっているが、それは間違いで遺伝的に決まっているという説もある。
我が家の鉢植えは今は青みがかっている。記憶通りならなら紫色になりピンクに変化していく。雨を喜ぶ紫陽花、梅雨の中休みが続くと色代わり画どうなるだろう。
俳句歳時記に、シーボルトが愛人の「お滝さん」の名にちなみ「オタクサ」と命名したことで有名とある。シーボルトは19世紀ごろ長崎に来航したドイツの医学者であり博物学者。俳句では紫陽花を四葩(よひら)ということを教わったが、俳句をたしなんだことはない。