日々のことを徒然に

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演歌 岩国城

2015年06月23日 | しっちょる岩国

♪ 曲名 岩国城 (山口県演歌)発売1991年
 1 桜吹雪が 城下を染めて 瀬戸の内海 春霞 吉川広家 六万石の ほまれも高き 岩国城
 2 燕返しを 柳の枝に 悟る小次郎 剣の技 三代広嘉 錦帯橋に 命を賭けた 錦川
 3 夕陽きらめく 白亜の天守 浮世絵巻の 夢に酔う 大名行列 お駕籠で行けば 昔を語る 岩国城
   作詞:鈴木 信子 作曲:吉田矢健治 (岩国市出身) 歌:高瀬きよし

 こんな歌碑が吉香公園の菖蒲池を見下ろす佐々木小次郎像のそばにある。その場所は城山山頂の岩国城が四季を通して眺望できるいいロケーションにある。歌詞2番の「悟る小次郎」は、吉川英治作「宮本武蔵」で巌流島で決闘して敗れた佐々木小次郎のこと、作品で佐々木小次郎は周防岩国の生まれとある。

 文藝春秋 七月号、117頁に次の記述がある。『昭和天皇実録』明治四十三年七月六日条には「関ヶ原の戦いに関する戦史の地図をご覧になり、裏切りをする二心を持った者を嫌う旨を仰せになる」とある(以下略 桑野鋭傳育官の肉筆日誌)。二心あるは小早川秀秋のこと。

 小早川秀秋は豊臣家の身内として重きをなしたが、関ヶ原の戦の最中東軍に寝返り徳川家康に勝利をもたらすきっかけを作った武将。この秀秋に対峙したのが「毛利両川」の一人として最後まで西軍のために和平を図った人、それが歌詞の1番にある吉川広家で岩国藩初代藩主として知られる。(このいきさつは、中路啓太作「うつけの采配」に詳しく書かれている)。歌詞2番の吉川広嘉は錦帯橋を完成させた3代藩主。
 
 岩国城は城山の標高200メートルに1962(昭和37)年に三層四階の上に物見を置く桃山南蛮造りの白亜の天守閣として復元され、日本名城100選に選ばれている。眼下に見える錦帯橋から城下町、遠くに瀬戸内海までの景観は日常の雑念を忘れさせる。
コメント
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