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「梅雨前線や気圧配置から今はまだ梅雨の前半です」。と気象予報士は日本列島の南を東西に長く伸びる前線を指しながら話す。その前線の南側には燃えそうな色の西に張り出した太平洋高気圧が寝そべっている。そんな高気圧の西端を廻り込むように湿った南風が流れ込むと大きな矢印が現れる。これが大雨の原因、予報士は魔法のような棒を動かしながら九州南部の雨を説明する。
この九州で続く大雨の原因をラジオで伝えるとどうなるのだろう。前線の位置、張り出している高気圧の状態、湿った空気の流れ込む方向とその位置などを聞いている人に分かってもらえる言葉でなければならない。これは映像で見る魔法の棒で画面を変える予報より難しいだろう。
午前10時ころ、170ミリほどの降雨が記録された県道が通行止めになった。そこは市内西部の盆地から山越えで北部へ通じる県道で、朝4時ころには30ミリを超える時間雨量が記録されていた。大雨のたびに通行止めになる県道の一つだが住民にとっては生活道路、夕方に通行可能になり仕事帰りの人はホットだれただろう。
雨は昼過ぎから小康状態、近くでの所用に傘は持参したが開かずに済んだ。大雨警報や雷注意報は夕方には解除され九州地区の豪雨の二の舞にならずに済んだ。夕方、雲の切れ間から青空がのぞきツバメが大きく弧をえがいているが、天気予報では雨に注意を促している。明日は晴れてほしいのだが。