日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

唱歌 ふるさと

2015年06月13日 | 生活・ニュース
 
 ♪ うさぎ追いし彼の山 こぶな釣りし彼の川 夢はいまもめぐりて 忘れがたきふるさと

 これはよく知られた唱歌「ふるさと」、作詞者の高野辰之は長野県、作曲者の岡野貞一は鳥取県だがそれぞれの故郷への思いが込められているから100年以上に渡って日本人の心に響く曲になっているのだろう。東日本大震災以降は、被災地の人だけでなく広く国内で歌われる。被災地皆さんの復興した故郷に再び帰れることを願う思いとそれを応援する人の気持ちが繋がっているからだ。

 この唱歌には、太古の昔に私たちの先祖が創りだした日本固有の言葉である「大和言葉」が歌詞のすべてに使われているから心に染みる曲になっている。「山」「川」「夢」「ふるさと」みんな大和言葉という文章を読んだ。大和言葉が日本人の心に染みるのは、日本の風土の中で生まれた言葉だからと説いてある。歌詞の終わり「ふるさと」を「こきょう」に置き換えると違いが分かる。

 日本語の単語は「大和言葉、漢語、外来語」の3種類がある。漢語は中国から伝わった言葉で「山地」「河川」など、音読みで発音される。訓読みが大和言葉となる。外来語は中国以外から来た言葉でカタカナ表記が多い。ことの初めを大和言葉では「はじめる」、漢語では「開始」、外来語では「スタート」、こうしてみると3種類の違いが分かる。

 大和言葉には「心に沁みる特性」がある。稚拙なブログでもほんのわずかでもそれを取り入れて「お、かっこいい表現だ」と感じてもらえるようになりたい。最近の造語やおしゃれに見える外来語の氾濫に押されて日本語自体が忘れられている。大和言葉はこれからか学ぶとして、まずは日本語として間違いのない文を綴っていきたい。
コメント
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