日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

1年生

2015年06月29日 | 生活・ニュース


 朝から梅雨らしい雨の日の下校時の一コマ。ランドセルに黄色のカバーが掛かっていて1年生と分かる4人組、2人と2人が向き合う形で、何か話しながら歩いてくる。話の内容は分からないが声のトーンから可なり盛り上がっているが争いではない。車が来たら声をかけようと見ていると角を曲がったところで円形になり話は続く。何かの遊びについての話らしいが、内容は分からない。

 そのうち一人が「よっしゃ」と声を出したところで円形は解けた。俗に言う話しがついたようだ。さっさと帰るかと思いきや、今度は傘を逆さにして樋から流れ出ている雨水を受けてはひっくり返して楽しむ。小雨は降り続いているが気にする様子はない。それも飽きたらしく今度はまっすぐ家に向かうかと思いきや、濡れた傘をくるくる回して雨滴の掛け合いを始める。昔を思い出させてくれる。

 こんな調子での下校だから10メートルほどの距離を5分くらいもかけ楽しんでいる。そのうち一人が私に気づき「こんにちは」と元気な挨拶をくれるとほかの3人も続く。それを機に、横並びでさっさと歩き始めた。

 わずかな時間だったが、子どもらしい子ども同士の戯れに和やかな気持ち良いものをもらった。家に帰ったら「まあ、こんなに濡れてどうしたの」と問われる声が聞こえそうなほど子どもらの服は雨を含んでいるのが分かる。どんな顔をして弁明するのだろう。
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