日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

岩国学校教育資料館 2

2013年02月25日 | しっちょる岩国
           

 玄関を入ると正面の左側は2階への急階段、安全のためには手すりを持つ事が肝心。ここで学んだころにはなかったと思う。正面右は事務室。玄関を入った右の展示室は「教科書展示室」左は「藤岡市助記念コーナー」と表示されている。入館料は無料。古くても文化財、土足は厳禁。

 教科書展示室に入る。先ず目に入るのは木製の4脚の机と8人分の椅子が置かれている。小学校入学から卒業までお世話になった机と椅子。当時の机は2人用で、低学年と高学年では高さが違った。習字用の硯入れもあった。

 机に学用品を収めるには蓋を開ける。その方法はノートパソコンが真似ている。最先端を誇る電気機器が子どものころの木造机からヒントを得ているかと思うと、なんだか昔の人の知恵の高さや深さを感じる。そんな勝手な過去への賞賛を一人思う。

 学年や学期の変わるとき席替えが行われる。「隣が誰になるか」一喜一憂したことを思い出しながら展示の机に触れる。薄れた塗装に歳月を感じる。

 ここには、この地域で使用された寺小屋時代から現代までの教科書が時代ごとに展示されている。その数およそ6700点とある。古い教科書はガラスのケースに収められており、手にすることは出来ない。小學の文字、カタカナ、初等、右読みの教科書名など今では見れない教科書の歴史を思いながら、国に先駆けて学校教育を広めた藩主の先見の明に、驚きと喜びを感じる。
コメント (2)
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