日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

氏神様の33年式年祭

2013年02月06日 | 地域
           
 
 「今年の10月には33年祭があるそうだが」と今年初めて出会った先輩から声を掛けられた。その先輩は若かりしころ、今、私の今住んでいると同じ校区の住人だった。続けて「あの祭に3回出合えると幸せというから、楽しみに待っている」とも話される。同じ思いの人がある、その祭を心待ちしている一人として喜んだ。

 その祭とは「椎尾八幡宮33年式年祭」。式年祭は神社の決められた期間ごとに行われる祭祀のことで、この地区の氏神様であるここ椎尾八幡宮では数えの33年間隔で行われる。前回は1981(昭和56)年、その前が1949(昭和24)年に行われた。かすかな記憶だがたいそうな賑わいだった。

 そんな待ち遠しい祭礼が「不況で寄付減り大幅縮小か」と開催見通しの難しさが報道されたのは昨年の晩秋だった。そこには不況や社会構造の変化など現在抱える社会のひずみが反映し、縮小を余儀なくされる、そんな感じで載っていた。

 その式年祭を報せる大きな幕が八幡宮の石段に張られのは昨年の暮れだった。最近、ポスターが商店などの店先や軒下に見られるようになった。それによると10月18日が前夜祭、19日と20日に奉納行事が予定されている。奉納は神楽や舞踏、南条踊りなども記されている。神輿や奴、稚児行列なども賑わいを添えるようで、期待して待ちたい。

 椎尾八幡宮が正式だが地区では「椎尾神社」で通じる。その神社は名勝・錦帯橋から数百メートルの所にある。小高いところにある社からは通学路が見渡せる。毎日、社へ登る石段を見上げながら登校したが、その石段は道路工事で姿を変えた。が、氏子を見下ろす様子は今も変わらない。 
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