日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

蕗の薹

2013年02月01日 | 生活・ニュース
            

 早くも如月、季語の説明で如月は陰暦の二月のことで、余寒のため着物をさらに重ね着する意味があるそうだ。陽暦の二月は梅のたよりも聞かれ日の光も明るく感じ始める。早春の言葉がふさわしく感じる。如月の入りはあいにくの雨の入りとなったが、月遅れの新年会には落ち着いた窓外の風景となった。

 現役のころから続くこの会、大いに語り合う姿は変わることなく続いている。変わったといえるのは酒量で、長年続くデフレを真似たわけではないが下降気味。その分インフレとなるのが長舌、ますます磨きがかかる。

 そんな会に華を添えたのが蕗の薹、出席者の一人が「ごっそり」と持参、思わぬ春の恵みを喜んだ。私は今年の初物、ほろ苦い風味に早春の訪れを思った。蕗の薹は早春の季語で、雪の解けるのを待ちかねるようにして花芽を出す。雪のないこの地方の蕗の薹は、早めに摘まれ気の毒なのかも知れない。

 昨年の暮れに作ったミニ門松、これに飾った梅の短い切り枝に小さな小さなつぼみがついた。3つ。ここにも小さな春がやって来た。節分から立春と暦は足早に春を告げる。一雨ごとの暖かさという、雪国の人には申し訳ないが、年だ年だとかばわずに春の息吹を感じに出かけよう。
コメント (2)
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