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スパコンの泣き所

2013年02月05日 | 生活・ニュース
           

 天気予報用のスーパーコンピューターに4日午後8時48分ごろから不具合が発生し、天気予報を出すために用いる資料「数値予報天気図」などが作成できなくなった、と気象庁の発表。原因はスパコンの冷却装置に不具合があったが、既に修復しているという。通常の警報や注意報の発表などには影響ない、ということで安心。
 
 「2番ではナゼいけないのか」という質問が話題を呼んだスーパーコンピューターことスパコン、気象庁のそれに不具合が生じ大きく報道された。大きな異変がなければ気象予報に支障はない、実際そうならなかったからよかった。これまでのスパコンの30倍の能力があるといううが、寒いこの時期に「冷却」という不具合で仕事をしなくなった。

 冷却装置の不具合、という原因を読みながら何十年も前を思い出す。重合による反応熱をコントロールしながら規格通りの品質を生産するさい、熱除去の方法は何通りかある。運転条件に最適な除去方法を考えながら運転をした。これを誤れば反応は暴走し大事故に至る。最新鋭のスパコンゆえ、不具合の事前予知装置は備わっていると思うが、カバー出来なかったいうことか。

 アナログ時代の運転は幾十幾百の計器データーを見ながら、実績と経験を加味して判断し運転した。今は瞬時にコンピューターが判断するそうだ。しかしアラーム発生にはある巾の許容値がある。それを外れる前、点での変化・異常をどう知覚し把握し対処するかが大切だ。そんなことを思うと、昼過ぎの太陽は雲間を出入りしながら、今夜からの天気の崩れを心配そうにしている。
コメント (2)
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