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相田みつを生誕100年

2024年06月29日 | 生活・ニュース

 散歩の道ぞいに寺が幾つもある。そのどの寺にも山門横に掲示板あり、仏の教え、人のあるべき姿が短い文章で記されている。必ず立ち止って読んでいる。ある方が読んだり見て学んだことを3日間実践すると身に付く、と教わったことを忘れてはいないが実践は全くできていない。

 ある寺のそんな掲示が掛け変わった。「どのような道をどのように歩くとも いのちいっぱいに 生きればいいぞ」に続いて、詩人で書家として知られる「相田みつを」の名前がある。この寺で文章の著作者名を見たのが初めてのように思う。仏教の思想を相田の生きざまから影響を受けた僧侶は多いという。今年は生誕100年に当たる。

 偶然だが、山門の文章を見て何日か過ぎた日、購読紙朝刊に相田の長男・一人(かずひと)氏のインタビュー載った。難解でなく平易な言葉で紡がれている文章、実際には一遍の詩を生み出すのに1年も2年もかけ、中には10年かかった作品もあるという。余分な言葉をそぎ落とすのが創作のスタイルだったとある。

 17歳の時、短歌の会での批評で「あってもなくてもいいものは、ない方がいい」との曹洞宗僧侶の言葉を、人間としての生き方を示していると受け止め、生涯大切にされたとある。 「どんな戦争であれ自分は絶対に反対する」と言われていたともあるが、今の地上の紛争をどう思われているだろう。「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの(1980年)」。

 (今日の575) いないでもいいと言われぬ人になる
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