日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

夏の土用

2010年07月20日 | 自然 季節
           

暦の上で立秋(8月7日)前の18日間を夏の土用というそうで、今日はその初日。土用といえば夏だけかと思いきや、春・秋・冬にもそれぞれ土用の期間があるそうで、これは初耳。土用といえば夏のものと思い込んでいた。

土用の食べ物といえば夏負けを防ぐために土用の丑の日に食べる「土用うなぎ」。スーパーでは予約受付の張り紙が並ぶ。国産の値段はおとなり産の倍以上する。その「味の見極め」はできなかった、先日ブログで読んだ。近所に老舗仕出し屋の特設店が今年もお目見えした。口にしていないので味は知らないが、値段からすれば美味さは間違いないだろう。

梅雨明け初めて、雲も霧もないすっきりと晴れた夜明け。こういう朝は実に気持ちよい。錦川沿いは小鳥の声に変わって蝉の声だけになった。蝉が多く鳴きたてるさま、時雨の音に例えて「蝉時雨」という(広辞苑)。城山から聞こえる声はそれをはるかに超えて「蝉の声の壁」が建っているようだ。

土用に入った日から3日目は「土用三郎」と呼び農作物の実りを占う日という。この日快晴なら豊年、降雨なら凶年ときめる。どんないわれからそうなったのだろう。今年も豪雨などにより各地で大きな被害が発生している。週間予報ではその日は豊年をあらわす晴れ、実りの秋になることを誰もが念じている。

(写真:庭から見上げた土用の入りの夏空)


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