あるスーパーの子供服売り場。足を踏み入れた第一印象はカラフルのひと言に尽きる。
家内が品定めしている間に商品を見て、この歳になっては何の見極めもできないことを改めて知った。豊富な種類にも驚く。子供服売り場は「女尊男卑」、圧倒的に女の子の売り場が広い。
そんな片隅で女の子が何かを読んでいる。その上には、その女の子ほどもあるカエルの切り抜きが架かっている。その子の読んでいたのはカエルの説明書き。全ての漢字に振り仮名がついていて、小さな子への優しい気配りが感じられた。その掲示板にはこう書いてあった。
「かじかはアオガエルのなかまです。山の中をながれるきれいな川にだけすむカエルで、なき声が美しいのがとくちょうです。まちでは見られないしゅるいのカエルですが、鹿野町をながれる錦川ではなつのはじになると、そのさわやかななき声が川のきしにひびくのを、きくことができます」(原文のまま)。
1度見たことがある。アオガエルの仲間というがそんな鮮やかな色ではなかった。灰色がかった薄い茶色?、鳴き声は澄んで震えるような?、そんな記憶が残っている。 先日、蛍狩りで楽しみにしていたが、その日は聞けなかった。
このスーパーには似たような掲示で県内のいろいろが紹介されている。面白いと思った。
(写真:大きなかじかの切抜き、左下が説明書き)