いつものようにウオーキング、このところ濃霧の朝が続く。急でうねうねとした坂道が続く昔は難所だった松尾峠、すっぽりと濃い霧に包まれ、対岸からは山の姿さえ見えない。川面も霧が覆っている。
霧が出ると、夜明け前の風景にいうにいわれぬ静けさを感じる。小鳥の鳴き声もいつもよりオクターブを下げている、そんなことを思いなが慣れた通りを進んでいると、この夏初めての声が聞こえた。
そろそろかとは思っていた蝉の声。オッ、と思ったらら足音に驚いたのか鳴きやんだ。通り過ぎるとまた鳴き始めた。城山からも聞こえるようだ。初蝉の声だがそれを聞くとやはり暑さを感じる。
小暑、暦どおり、30度を超える暑さがやってきた。梅雨明けの予兆はないという。各地で局地的豪雨が発生し被害が出ている。七夕、4年ぶりに見える天の川とか、彼方はどんな陽気だろうか。
(写真:護岸工事の夜明け、川面には霧が流れている)