日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

セ ミ

2010年07月28日 | 自然 季節
           

人間は連日のうだるような暑さに音をあげているが、彼らはその短い夏を喜び謳歌している。誕生までの長い地下生活から開放されて1週間といわれる彼ら「セミ」の生涯を思えば、その謳歌を誰もとがめたり止めたりは出来ない。

蝉の声を聞き始めのころ、朝ウオーキングで桜の大木の下を通りかかってとき、羽音と同時にあの排泄物が肩に落ちてきた。「仕返しにおしっこをかける」と聞かされ信じたのは子どものころ。仕返しされる事は何もしてない、とするといま肩に落ちたのはなんだろうか。

セミの鳴くのは雄、鳴いて雌を呼ぶという。セミによってその鳴く時間帯が違うそうだ。クマゼミは午前中、アブラゼミやツクツクボウシは午後、ヒグラシは朝夕、ニイニイゼミは早朝から夕暮れまで、比較的涼しい朝夕の方が多くの種類の鳴き声が聞かれるという。

最初に鳴き声を聞いたのは梅雨の終りころ、城山からだった。そのうち山全体からその声が湧き出るようになり、追われるように桜の並木へと広がった。今では町中でもしっかりとその声が聞ける。

羽化は今朝だったか、この夏初めての抜け殻を庭の木で見つけた。羽化するときがセミにとっては最大の危機というが、この抜け殻の主はどうだったのだろう。聞こえる声の中の1匹であって欲しい。

(写真:庭木に残っていた抜け殻、アップするとちょっと奇怪)



コメント
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