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シロヘビ

2008年02月15日 | 生活・ニュース


身体は真っ白で目はルビーのように真っ赤、世界でも岩国だけに生息している「天然記念物・シロヘビ」は大切に保護されている。文化財としても貴重な財産という。

1738年6月、岩国城山麓千石原で出現した記録がある。藩主吉川広家が米作りを督励するころ、多くの米倉のネズミを餌としていた青大将に色素細胞の無い変異が現れたという。白い米を餌にするネズミを餌にしたので白くなった、と思いたい。

シロヘビに関する資料館に神社そして観覧所がある。観覧所ではガラス越に眺めることができる。その姿態に気持ち悪さは感じさせない。体長は180センチ胴周りは15センチほどで、おとなしい性質のようだ。

都市化が進み餌となるネズミの減少などから保護が進み、屋外施設で孵化したヘビは屋内施設で3年間飼育し再び屋外施設へ放されている。屋外施設は自然に近い環境の中で保護されている。保存会の人たちの苦労も多かろう。

小学校低学年のころ級友の家で松の枝に横たわるシロヘビをみたとき、松の緑の葉と白い身体を美しいと思った記憶がある。今は観光写真では見かけるだけで市中の家にいることは無いだろう。

岩国城ロープウエイ山麓駅側の観覧所、観光スポットの一つとして賑わっている。観覧料無料は魅力的か。ただ寄付をお願いする小さな箱は設けられている。観覧所の看板を背景にして記念写真を撮る人が今日も多い。

(写真:山麓駅付近の白蛇観覧所入口)
コメント (8)
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