日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

スギの実

2008年02月13日 | 生活・ニュース


1993年、鹿児島県屋久島に生息する屋久杉は世界遺産に指定された。樹齢千年以上を屋久杉と呼ぶそうだ。杉の樹齢は普通500年余といわれる。錦帯橋架け替えに使用された用材は200年以上とかで全国を探されたと聞いた。

杉は日本固有の植物として広く植栽される木という。建築用として柱や板、たる木など多様な用途がある。磨き丸太の柱は労力も掛かるが高価という。外側の白色、芯部分の赤みがかったコントラストは自然の芸術だ。

杉といえば今では花粉症がイコールのようになり忌避される方が多い。症状のある方を見かけると気の毒に思う。先週あたりからその花粉の飛散予報が報道されている。雄花の撒き散らす花粉は春の案内役の1つではあるが嫌われる。最近は花粉数の少ない品種が開発されているとか。期待しよう。

数ミリ余りの金色にも似た杉の実を口に含み、小さな竹で作った杉鉄砲の弾として飛距離などを競った子どものころの思い出がある。間違って咬み渋い苦味も体験した。そんなだから花粉にさらされていただろうが花粉症の仲間がいたか思い出せない。

国産樹木の中で高さ寿命ともに1位という。何よりも素直にまっすぐに伸びる姿は気高さを感じる。その生命力の強さ長寿さからか神木のように神社周囲には多く見られる。屋久杉を見た知人が「山全体が息づいているように感じた」と話した。杉にはなにか不思議さがありそうだ。

杉の実で遊ぶころ謝って飲み込んだこともある。いまだこの身の様子だとまだ発芽していないことになる。いつか発芽するように精進し神木でなくとも、人様に迷惑をかけない年を経た古木になりたい。

(写真:風に揺れている杉の実)

コメント (2)
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