日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

見張り

2008年02月20日 | 生活・ニュース


この冬、初めて悪戯をした。

小さな庭に赤と黄色の千両を植えている。毎年のこと実が色づきはじめると小鳥がやって来てついばむ。それでも小鳥の心遣いか残った幾粒かを眺めて過ごしてきた。生け花へ添えるなんて出来なかった。

この冬は色づく前に防鳥用のネットを張った。色づきはじめると小鳥が姿を見せる。千両に並んでいる紅葉の枝に止まって観察しているが、餌にならないと分かると未練なさそうに飛び去る。安心した。

ネットのお蔭で沢山の実を楽しんだ。家内は生け花に使った。もう良いだろう、と昨日の朝ネットを外した。今朝カーテンを開けて驚いた。赤色も黄色も千両の実はほとんどなくなっていた。昨日の昼間ついばみに訪れたのだ。ということは欠かさず見張りをしていたことになる。

自衛艦が漁船に衝突、漁師の親子2人が行不明のニュースが昨日の早朝から流されている。原因はこれから解明されるが、見張りの不十分さも原因の1つではないかと大きく報道されている。

小鳥はネットで邪魔されていた餌さに近づけることを見つけついばみ生きる糧にした。国民の生命を守ることを職とする側が見張り不十分となればその責は大きい。改めて見張りの大切さを小鳥から学んだ。行方不明者の捜索では見張りを怠りなく続けて欲しい。

悪戯したお蔭か「小鳥」から思わぬことを学んだ。さて次の冬にネットを使うか否か悩ましくなった。

(写真:小鳥の心遣いが残っている1部)
コメント (2)
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