日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

玉から始め

2008年02月14日 | 陶芸


2回目の陶芸教室。迎えのバスに乗り込むと外の寒さを忘れ熱い会話が始まる。2週間前にも見た残雪の道を標高500㍍まで、瀬戸内海がきれい。前回作製で素焼きされた雛様へ色付けし釉薬に浸けて窯に入れる。月末に完成品を目に出来る。

「器造りは玉から始めます」リーダーの呼びかけ。まずは粘土を丸める事から始まった。丸めた粘土を玉と呼び雪合戦の玉くらいの大きさ。玉を轆轤の中心におき半円球を作ることから作業が始まる。

半円球を台形にしその中心点を求めてから製作開始。中心点から底へ向かって立坑を作る。この立坑を中心に轆轤を回しながら器の形を作る。初挑戦、仕上がりの姿は白紙「なるようになる」の心境で轆轤を回す。わが手が唯一の道具に変わる。

高台周りと外面の凸箇所を削りおよそ2時間「良いんじゃあないですか」若い指導員の言葉にホットした。白紙でスタートした轆轤回しも途中からこんな形かな、と思い浮かぶようになり、それに合わせている自分に気づいた。

使用した粘土は信楽と聞いた。信楽焼は滋賀県甲賀市南西部から産出される陶器。鎌倉時代に開窯し当初は農具や雑器を作った。室町時代に茶器を焼いて有名となった歴史がある。粘土を辱しめない受講者になろう。

(写真:作品2-信楽粘土の器)
コメント (7)
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