確定申告とは「申告納税を行う場合に、納税義務者がその年の実績に基づいて、所得金額とそれに対する税額を計算し、源泉徴収額や予定納税額との過不足を確定して申告納付すること」(広辞苑)。
その確定申告をすませた。税務署の特設会場にはパソコンへ向かったり署員から説明を受けたりと多くの方の姿があった。申告書の提出だけなので2分で終わった。中程度のデジカメが買える金額の還付がある。使途は厳しい社会情勢を考慮して・・・、などと難しいことは抜きにしておこう。
こんな経験がある。納税催告書が届いた。不足分は口座引落しとする申告書控には受付済の印がある。理由を問うと「書類が現存しない」という回答。引落しなどの書類不備なら受付済にはならないはず。口座番号や届印の書類を紛失しているのに謝る様子はない。再手続きを要請され応じた。
しばらくして重加算税の説明付きで「督促状」が土曜日に届いた。国税庁のHPへ書き込んでおいた。週明けに税務署へ電話し調査と説明を求めた。署長と担当が来宅「署内の連絡不十分でした」と「督促状の取消通知書」を持参、再々度の手続きを要請された。催告書のとき済ませた書類もないという。大丈夫なのか税務署、その時はただ呆れるだけだった。
1947年に採用された申告納税制度、手書き計算器の時代は過ぎ申告書のパソコン作成そしてネットでe-Taxを利用申告できる。でも、いつ督促状が届くか分からない。書類や資料は確実に保管しておこう。
毎年末ボーナスの後の年調還付が楽しみだったが、給与の振込み開始と同時に楽しみは消えた。遠い話になった。
(写真:申告書を提出した税務署)