歴代誌第二 13章
当地時間で木曜日夜にあるサッカーヨーロッパ大会、対フランス戦を前にして、国旗をはためかせた自動車が増えています。どんな試合になるでしょう。
レハブアムの跡を継いでユダの王となったアビヤについて、列王記第一15章3節は「彼は父がかつて犯したすべての罪を行い、彼の心は父ダビデの心のようには、彼の神、主と全く一つにはなっていなかった」と芳しくない評価をしています。
ところが、歴代誌の作者はそうではありません。神がお選びになったダビデの子孫として、アビヤがヤロブアムとの決戦に際して、主が自分たちの側におられること、あるべきかたちで主を礼拝していると宣言しているのを詳しく紹介しています。これは、これまでも書いてきましたが、歴代誌がバビロン捕囚後のイスラエルの再建、礼拝の再建を励ますという目的だったことと関係があるのでしょう。
戦いは、挟み撃ちをしたヤロブアム側が勝つかに思えました。窮したユダは主に叫び求め、祭司たちはラッパを吹き鳴らし、人々はときの声を上げました。その彼らを主は助けて、ユダは勝利を得たのです。
心に留めた一言は、「私たちの場合は、主が私たちの神である」という10節のことば。このように言い得たのは、また危急の際に主に叫び求めたのは、普段の礼拝のゆえということができるのではないでしょう。もちろん、何かあったら困るから礼拝をするということではありません。神を主とあがめて礼拝している姿勢がいざというときに通じるということを教えられました。