みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

生けるみことばを

2016年05月10日 | 使徒の働き

使徒の働き 7章30−44節

 月曜日と木曜日はドイツ語のレッスンの日。いつもなら近くのUバーン(地下鉄)の駅から電車で行くのですが、何とこの路線、7日の土曜日から19日までの13日間運休になっています(最新の情報では14日まで運休に変わりました!)。代替のバスや鉄道の路線があるので、最寄り駅に行くのにはそれほど苦労はしません。それにしても、ずいぶん長い運休です。日本なら土曜日の深夜から日曜日の午前まで遠慮気味に運休するだけでも大事(おおごと)になるのに、堂々と休んでいます。一気に大改修工事に取り組んでいるようです。

 「みことばの光」では、ステパノの弁明の箇所は細かく読んでいきます。きょうの箇所は「荒野の四十年」の後の「出エジプトの四十年」のモーセのことです。ここでもステパノは、モーセがシナイ山の荒野で神の臨在に触れたことを語ります。

 心に留めたのは、「人々が拒んだ」という35節のことばと「彼を退け」という39節のことばです。イスラエルの父祖たちがモーセを退けたことと、ステパノの演説を聞いている議会がイエスを退けて十字架につけたこととを、ステパノは重ねて語っています。指導者として、イスラエルをエジプトから連れ出したモーセはシナイ山で「生けるみことば」を授かり、民に与えました。それからおよそ1500年後、生けるみことばであるイエスがおいでになりました。しかし、民はどちらをも受け入れませんでした。

 きょうの「みことばの光」の祈りのすすめは、「主よ。あなたが語りかけてくださる『生けるみことば』に応答するやわらかな心を、お与えください」です。


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