みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

完全な道

2016年05月06日 | 使徒の働き

使徒の働き 5章33−42節

 

 「キリスト昇天日」のきのう、北に行くか西に行くかで直前まで迷いましたが、西へ…。満員電車に揺られてライン川沿いの小さな町を訪ねてハイキングしました。満員電車と言っても祝日の車内ですから、陽気な話し声があちこちから聞こえてきて、それはそれはにぎやか。久しぶりの山登り(なだらかなぶどう畑の山に登るだけなのですが)で、下りの道では膝が笑うという体験を味わいました。弱っていますねぇ。

 使徒たちを捕らえた議会は、「怒り狂い、使徒たちを殺そうと計った」とあります。これまで、「ああそうか…」と読んできたこのことばについて、立ち止まって考えました。主イエスの復活の証人として遣わされた使徒たちがここで殺されてしまうというのはあってはならないこと。ですから、使徒たちの側にも大祭司の側にも立たない、ガマリエルというパリサイ派の律法学者で議員の一人を、神はお立てになったのです。 明らかに「殺せ」という流れにある議会を踏みとどまらせるために、ガマリエル以外のふさわしい人物はいません。

 神のなさることは完全だと信じているのですが、この出来事を読み、その通りであることを改めて知らされました。50%ではもちろんだめ、99%でもない。神は100%のことをなさってくださるのです。「神、その道は完全。主のみことばは純粋。主はすべて彼に身を避ける者の盾。」詩篇18篇30節


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