みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

イエスとともにいた

2016年05月02日 | 使徒の働き

使徒の働き 4章13−22節

 きのうは自転車のロードレースが当地であったために、時間帯によっては道路が通行止めになるという恐れがあり、久しぶりに電車で教会に行きました。結局は「車組」の方々は何事もなく、私たちよりも早く教会に着いていました。また、きのうから教会では月に一度、礼拝のメッセージのドイツ語通訳が始まりました。普段はお見せにならない方も出席しておられました。

 逮捕されたペテロたちを、「偉い人々」が尋問しました。それにペテロが堂々と答えたのを聞いて、尋問した人々は驚きました。無学な普通な人である彼らが、なぜこのように大胆に語ったりふるまったりすることができるのだろうかといぶかったのですが、そのあとに、「ふたりがイエスといっしょにいたのだ、ということがわかって来た」ということばが続きます。

 「イエスといっしょにいた」とは、主イエスが十字架につけられるために逮捕された夜にペテロが尋ねられたことばです。これを尋ねたのは、大祭司、祭司長、長老たちという権力者でなく、女中でした。あの時ペテロは、「いいえ、あの人を知りません」と答えました。

 けれどもここは違います。ペテロは自分たちが主とともにいたということを隠すどころか、むしろ大胆にイエスの復活の証人としての役目を果たしています。人はこれほどまで変わることができる、神の御霊のお働きによって、ということをおぼえます。


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