みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

天はわたしの王座、地は…

2016年05月11日 | 使徒の働き

使徒の働き 7章44−53節

 白アスパラガスがスーパーの店先などあちこちで売られています。今が旬。先日売り場でおもしろい器械を見つけました。よく見ると、白アスパラガスの皮をむいています。片方からアスパラガスを入れ、器械の中を進みながらきれいにむかれて出てきます。たくさんの需要があるので、このような器械も必要なのですね。きのうの晩ご飯は白アスパラガスが入ったグラタンでした。

 議会でのステパノの弁明(説教)もクライマックス。ここでは、イスラエルの父祖たちがあかしの幕屋(会見の天幕)をかついで約束の地を自分たちのものにしたことから、やがてダビデが神の宮を立てたいという志を抱き、その子ソロモンが家(神の宮)を立てたと、話が進みます。建てた神殿の奉献式の際に、ソロモンは「それにしても、神ははたして地の上に住まわれるでしょうか。実に、天も、天の天も、あなたをお入れすることはできません。まして、私の建てたこの宮など、なおさらのことです」と祈ります。⇒列王記第一8章27節

 ステパノのことばは、この時のソロモンの祈りのことばに添ったものでした。さらにステパノは、預言者イザヤのことばを用いて、神の大きさを語ります。

 「天はわたしの王座、地はわたしの足台である」とのことばに心が留まりました。目をつぶって想像してみますと、神の偉大さに圧倒されるほどです。どこに臨在なさるか、ここか、あそこかとあれこれ議論するばかりでなく、神を自分の理解の中に、経験の中に押し込めて、小さく小さくしてはいないだろうかと、心探られるダイナミックなことばだと思います。


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