歴代誌第一 16章1−22節
朝は鳥の美しい鳴き声で目が覚めます。見ると近所の高い木の上で鳴いています。時々は我が家の屋根の上でも鳴いてくれているようです。朝5時すぎには東の空が明るくなり、夜10時ごろまで西の空に明るさが残っていますので、ずいぶんと昼が長くなりました。
16章には、ダビデを始めイスラエルの人々が、神の箱を安置した後に神に全焼のいけにえと和解のいけにえをささげ、民を祝福し、さらに楽器とともに神をほめたたえたとあります。
神の箱を安置するまでには、ウザの事件も含めて、大変なところを通されてきました。けれどもダビデは、みんなよく頑張ったね、私もがんばったし…などというように自分たちがどれだけ苦労したかについて、互いにねぎらい合うようなことはしていません。神に自分たちをささげ、神の前で祝い、神への賛美を楽器と歌とをもってささげているのです。
8節から記録されているほめたたえる歌は、8−22節は後に詩篇105篇1−15節に、23−33節は詩篇96篇1−13節に、34−36節は詩篇106篇に通じています。これらの詩篇がダビデによる神の箱安置の際の礼拝で歌われたことを知るのは、味わう上でとても意義のあることかと思うのです。
7節に「その日その時」とあります。その日その時に神をほめたたえる、事ある毎に神をほめたたえるようにと、私たちが招かれていることを改めて思うのです。鳥たちに負けていないだろうか…と。