みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

以前に築いた祭壇の場所

2013年01月14日 | 創世記
創世記13章

 
 雨からみぞれに変ってきました。関東地方では久しぶりのお湿りです。空気がからからですので、植物も人間もホッと一息、というところでしょうか。きょうは「成人の日」でお休み。ところで、以前は祝日は固定されており、たとえば1月15日は「成人の日」、10月10日は「体育の日」とわかりやすかったのですが、今は「きょうは何の日で休みだっけ?」となります。
 「昔は良かった」は老化の一つの兆候だといわれますが、お許しあれ。祝日の決め方については以前の方が良かったかな? と思っています。

 ききんのためにエジプトに下ったアブラムたち一行は、下って行った道をネゲブ、ベテルへと戻って来ました。ここで心に留めたのは、「そこは彼が以前に築いた祭壇の場所である」とのことば。
 アブラムはいるべき場所に戻ったのです。
主が「この地を与える」と約束された地を何らかの事情で離れてしまい、ききんに遭い、さらにいるべき場所から遠く離れ、こそくな手段で自分を守ろうとするアブラム。相手をわざわいに遭わせるという手段を用いて、いるべき場所に戻るようにこれまた相手の口を通して、主はアブラムの間違いを正されました。
 そして今、彼は戻ったのです。

 このようなことは自分にも起こる、と考えました。そして、その一切に主の愛のご計画を認めるのであれば、行って戻ったという体験は無駄なことではないのですね。
 そんなことを考えていたら、数十年来の友人から電話。教会を離れある新興宗教に助けを求めたけれども、やっぱりイエスさまのそばにいたいとの内容でした。友人もまた、いるべき場所に戻ろうとしているのです。


  


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