みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

非常に悩んだ

2013年01月24日 | 創世記
創世記21章1ー21節


 今回のイスラエルの旅。聖地旅行をおもに扱っている旅行社の企画旅行でしたが、参加者が私たちの教会に関わりのある人々だけでしたので、まるで、オーダーメイドの旅行のようでした。「満足度120%!」と参加者の一人が言っていました。添乗の方のすばらしいガイドぶりにも、感激しました。

 しかし、旅は人生の縮図のようなもの。ホテルの部屋の暖房、窓が開かない、キーが効かないなどのトラブルもありました。「トラベルにはトラブルが付き物」ですね。
けれども、当事者は自分たちでなんとか乗り切るたくましさも発揮しました。笑ってトラブルを解決しようとする姿に、改めて、教会のみんなの魅力を再発見したのです。

 ですが、厄介なのは人と人との間の緊張やもめ事。
 神が約束されたとおり、サラはイサクを産みました。笑いが彼女に、そしてアブラハムに訪れます。しかし、それも束の間。アブラハムとハガルとの子、イシュマエルとイサクとの間の緊張が予想されるような出来事が起こります。
聖書には、「アブラハムは、非常に悩んだ」とあります。どれほどの悩みだったことでしょう。どちらも我が子、サラにもハガルにも立場と言い分があります。

 その時に、主がアブラハムにお語りになりました。大いに悩むときに、神からの語りかけがあることを信じているので、私たちはみことばを日々読むのだと言えます。

 アブラハムは神が言われた通りにしました。「みことばの光」の文章からは、サラの言い分を彼が呑んだかのような印象があります。確かに、そのような側面もあったのかもしれません。が、アブラハムは神に従ったのです。
 神に従うならば、悲しみや痛みが伴うような結果に一時的になることがあったとしても、神が良きことに導かれると、信頼できるのですね。


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