みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

すべて神が命じられたとおりに

2013年01月07日 | 創世記
創世記6章


 日曜日はどのようにお過ごしになりましたか。
 楽しみにしていたNHK「八重の桜」の初回を観ました。
 会津のことばがふんだんに出て来て、いっしょに見ていた家族はきょとんとしていましたが、そこは同県人。時々「標準語」に通訳してあげました。でもやはり、西田敏行の方言が自然でしたね。ちなみに私は、ドラマに出演していた佐藤B作と同じ町の出で、高校の後輩です。
 主人公の山本八重がやがて新島襄の妻となっていく様子が、どのように描かれるのかを楽しみにしています。

 地に、悪や堕落、暴虐が蔓延する中での敬けんな人ノア。「みことばの光」には、「神はエノクのように、みこころを自分の心とする者、罪の濁流に抗する一つの家族を残しておられた」とあります。

 心に留めたのはこの章の終りのことば。
 「ノアは、すべて神が命じられたとおりに、そのように行った。」
 箱舟は長さ約150メートル、幅約25メートル、高さ約15メートルという大きさですから、ノアと家族が片手間でできるようなことではありません。今のようにさまざまな工具や機械が整っていたとしても大事業です。ましてやこの時代、すべての仕事は手作業によったものと思われます。

 「ノアは神さまの命令に従いました」と言うのは易いのですが、それでは自分がそれ造れと神から命じられたら、果たして、「命じられたとおりに、そのように行った」と報告するようなことができるだろうかと立ち止まってしまいました。
 神のことばにしたがおうとする者の戦いが、ノアの場合にもあったのと想像します。このために、ノアはこれまでの生活をまったく変えなければなりませんでした。しかも、子供たちの家族をも巻き込んで…。

 「それでも従う」のが神とともに歩む者の姿、なのです。


    


2011-2024 © Hiroshi Yabuki