みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

主がささえてくださるから

2013年01月30日 | 詩篇
詩篇3篇

 夜中に消防車のサイレンの音で目を覚ましました。後で市のホームページで確かめると、午前3時過ぎだったようです。以前、教会の隣家で火災が発生したことがあったので、気になってしばらく眠らずにいましたが、5時のアラームで目を覚ましたところをみると、いつの間にか眠ってしまったようです。そのせいか、何となく寝起きが悪いなぁと感じる今朝です。

 普段は布団に入ると1分もしないで寝入ってしまいます。けれども、「みことばの光」が書くように、「よく眠れないというのは、辛く悲しいこと」なのです。

 詩篇3篇は見出し(新共同訳では1節)にあるように、ダビデがアブシャロムの謀反にあって、はだしで命からがらのがれた時に読まれたものです。Ⅱサムエル15章30節にはその時のダビデの様子がこのように描かれています。
 「ダビデはオリーブ山の坂を登った。彼は泣きながら登り、その頭をおおい、はだしで登った。彼といっしょにいた民もみな、頭をおおい、泣きながら登った。」
 こともあろうに、我が子からいのちを狙われているのです。取り乱し、慌てふためき、そして自責に念にも駆られる王の姿が浮かび上がってきます。

 そのような中でも、彼は主に叫び求めています。何日も眠れない日が続く中でも、「主がささえてくださるから」身を横たえて眠ると祈ります。きっと眠れなかったのです。しかし、眠れない中でも主のささえを信じて、彼はしばしまどみます。大嵐の中での平安を彼は主から賜っているのです。

 「主がささえてくださるから」を口ずさみ、一日を始めようと思います。


   


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