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連城三紀彦『造花の蜜』

2021年04月14日 21時16分14秒 | 文学

連城三紀彦の『造花の蜜』(ハルキ文庫)を読んだ。
夢中になって上巻を読んだときは「傑作だ」と思ったのだが、下巻になり失速。どうしてこんなに凋むのだろうかというくらい話がつまらなくなる。川田の話が長すぎる。
新聞連載時に前半は話を作っていたが、後半になって困ったという感じなのだろうか。最後の「最後で最大の事件」で少し回復するが、渋谷のスクランブル交差点の場面ほどの盛り上がりはない。渋谷のスクランブル交差点はすごかった。
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