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コンラッド『闇の奥』

2021年04月29日 21時12分28秒 | 文学
コンラッド『闇の奥』(光文社古典新訳文庫)を読んだ。
ずいぶん昔に岩波文庫版を読んだことはあるけれど、読みづらくてよく理解できなかった記憶がある。今回はそこまで理解できないということはなかったが、おもしろくもなかった。この話の何が良いのかわからない。『嵐が丘』的な語りの入れ子構造が特徴だが、それ以外はよくわからなかった。象牙の会社のクルツがアフリカの奥地で王のようになっていて、彼に語り手のマーロウが出会うという話だったが、書き方のせいか何が行われているのか明確にわからない。クルツのすごさもよくわからない。
いろいろわからなかった。
この小説はコッポラの『地獄の黙示録』のせいで有名なのだと思うのでちょっと観てみようかなと思っている。
そもそもこの小説を今回読んだのは『ロード・ジム』を読むために読んだ。
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