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連城三紀彦『私という名の変奏曲』

2021年04月11日 23時52分33秒 | 文学
連城三紀彦の『私という名の変奏曲』(文春文庫)を読んだ。
モデルの女が七人に同じやり方で殺されるという不思議な話で興味深く読み始めたのだが、容疑者の告白が繰り返されるところでだいぶ飽きてしまっていた。同じことを繰り返されることが極端に嫌いだ。
真相が分かってしまった後の、長い告白も嫌い。
もうそこのトリックさえわかってしまったら、あとのつじつま合わせなんかどうでもいいじゃないかと思ってしまう。どうせ、こんな犯罪不可能なんだから。こんなに面倒なことを考えて実行する人がいるはずない。
ちょっと苦手なタイプの推理小説だった。
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