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臨死体験、軍師官兵衛

2014年09月18日 00時59分25秒 | テレビ
NHKの「臨死体験 立花隆 思索ドキュメント 死ぬとき心はどうなるのか」を見た。
死んだらどうなるのかというのは、または死ぬときどうなるのかというのは、非常に興味深い問題だけれども、この番組を見てもあまりなにかが解明された気はしなかった。二十年前の立花隆の本『臨死体験』の内容とそう違いがないように思えた。
立花隆は「いまかつてないほど科学は進歩しさまざまなことが解明されつつある」というようなことを言うが、これは二十年前にも言っていなかっただろうかと思う。いろいろと数値を測ることはできるようになったが、最終的な解釈は小林秀雄やベルクソンのころとそんなに変わっていないように思う。
おもしろい番組ではあった。

ついでにテレビの話をすると、大河ドラマ「軍師官兵衛」は、知恵というものはどういうものかを描くことから、悪というのはどういうものかを描くというふうに方向転換したように思う。ちょっとおもしろくないなと感じていたのだが、先週はおもしろかった。また楽しみになった。
寺尾聰の徳川家康が案外すごくて驚いている。
登場してしゃべると「黒澤映画?」という雰囲気が滲み出る。
お笑い芸人あがりの秀吉とアイドル歌手の官兵衛に対峙して緊張感がある。
伊武雅刀の千利休はさまざまなところに登場するが、本当に? と思う。神出鬼没で「うる星やつら」のチェリー(錯乱坊)に見えてきた。
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