テレビで「男はつらいよ 寅次郎の青春」を見た。
昨年見た映画で最も面白かった映画は、犬童一心監督の「ジョゼと虎と魚たち」だったが、今回の「男はつらいよ」も似たようなところで面白かった。
大学生の満男(吉岡秀隆)が自分の力のなさを実感するけどどうしようもできないという感じがとっても好きな部分だ。
こういう、大学生の、仕事はしていないしお金もないし、という敗北感を描いた映画というのが自分は結構好きなんだということを発見した。
山田洋次には珍しくキスシーンがあった。
後藤久美子の化粧をしなれない感じ、口紅の色だけが妙に浮いている初々しい感じ、も結構好きだ。
最近ニンテンドーDSで百人一首を勉強していて百人一首には興味があるし、日本で”見立て殺人”をやろうとするとマザー・グースが存在しない以上、百人一首を使うしかないのかなあという想いもあり、高田崇史の「QED 百人一首の呪」を図書館で借りて読んだ。
しかし、百人一首を曼荼羅にしていく過程は、ちょっと読めないんじゃないかと思った。ここまで百人一首に詳しい人はそんなにいないだろうと思う。
で、その曼荼羅が殺人事件の解決には、あまり関係がないようにも思える。
日本の本格推理ものはこのようなマニアックな知識、薀蓄が満載のものが多く、大学サークル的である。
日本の本格推理小説を読むのは、大学のサークル的なうだうだだらだらした仲間内の気分を味わうのが目的なんじゃないかとも思う。少なくとも僕はそこにだけは愉しさと懐かしさを感じる。
昨年見た映画で最も面白かった映画は、犬童一心監督の「ジョゼと虎と魚たち」だったが、今回の「男はつらいよ」も似たようなところで面白かった。
大学生の満男(吉岡秀隆)が自分の力のなさを実感するけどどうしようもできないという感じがとっても好きな部分だ。
こういう、大学生の、仕事はしていないしお金もないし、という敗北感を描いた映画というのが自分は結構好きなんだということを発見した。
山田洋次には珍しくキスシーンがあった。
後藤久美子の化粧をしなれない感じ、口紅の色だけが妙に浮いている初々しい感じ、も結構好きだ。
最近ニンテンドーDSで百人一首を勉強していて百人一首には興味があるし、日本で”見立て殺人”をやろうとするとマザー・グースが存在しない以上、百人一首を使うしかないのかなあという想いもあり、高田崇史の「QED 百人一首の呪」を図書館で借りて読んだ。
しかし、百人一首を曼荼羅にしていく過程は、ちょっと読めないんじゃないかと思った。ここまで百人一首に詳しい人はそんなにいないだろうと思う。
で、その曼荼羅が殺人事件の解決には、あまり関係がないようにも思える。
日本の本格推理ものはこのようなマニアックな知識、薀蓄が満載のものが多く、大学サークル的である。
日本の本格推理小説を読むのは、大学のサークル的なうだうだだらだらした仲間内の気分を味わうのが目的なんじゃないかとも思う。少なくとも僕はそこにだけは愉しさと懐かしさを感じる。