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『カラマーゾフの兄弟』

2023年10月31日 22時18分58秒 | 英語
『カラマーゾフの兄弟 The Brothers Karamazov (ラダーシリーズ Level 4)』(IBCパブリッシング )を図書館で借りて読んだ。
英語で130ページくらいの本でドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』をまとめるのは無理があるだろうと思ったのだが、少し前に『グレート・ギャツビー』を読んだときにこうやって英語の短い本で世界の名作を振り返るのも悪くないと思って、こちらも読んでみた。長篇小説を短くまとめた、大人の読める本というのは日本語にはほぼなくて、児童書かマンガしかない。
英語でロシア文学を読むというのも抵抗があった。特に登場人物の名前が長くて嫌だろうなと思っていた。しかしすぐに慣れた。スメルジャコフ(Smerdyakov)なんて英語でこう書くのか! とおもしろく思った。
ゾシマ長老の長い伝記も「大審問官」もない非常にあっさりとした『カラマーゾフの兄弟』で、いったいこれのどこがすごい長篇小説なのかまったくうかがい知ることはできないようになっているのだが、ああこんな話だったなと振り返るくらいにはちょうどよかった。
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