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チェーホフ『桜の園/プロポーズ/熊』

2024年02月20日 00時26分30秒 | 文学
チェーホフ『桜の園/プロポーズ/熊』(光文社古典新訳文庫)を読む。

「桜の園」
読むたびにすぐに忘れるが、今回もすぐに忘れてしまうだろう。
ラネフスカヤには6年前までは夫がいて、彼の死からひと月して息子のグリーシャが川で溺れて死ぬ。そのあと別の男とパリに行き、その男が病気になっている。そして桜の園に戻ってきた。
トロフィーモフはグリーシャの家庭教師。30歳を過ぎても大学生で禿げている。昔はハンサムだったと言われる。ラネフスカヤの娘アーニャと恋仲。
結局いつもチェーホフの何がいいのか掴みかねるが、失われた栄光への郷愁のようなお決まりのことを感じようとするから逃している気がする。
舞台の上では複数のことが同時に行われている。ここが素晴らしいのではないかと少し思った。

「プロポーズ」
プロポーズしに来た男と、プロポーズされることを期待している女とその父が喧嘩をする。
一度喧嘩別れして、女が後悔し男を呼び戻すが再度喧嘩が始まる。

「熊」
決闘しそうになった男女がなぜか恋に落ちる。
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