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吉本隆明『吉本隆明全集28 1994-1997』

2023年07月09日 13時04分56秒 | 文学
吉本隆明『吉本隆明全集28 1994-1997』(晶文社)を図書館で借りて読んだ。
分厚い本なので全部読んだわけではない。気になるところだけをつまみ食いした。
もともとは、少し前に内田康夫の小説をいくつか読んだので、吉本隆明が内田康夫についてどう書いていたかを確認するために読んだ。
『消費のなかの芸』という本に入っていたのを当時立ち読みして、すこし内田康夫の推理小説を読んだ。それを再読した。吉本隆明が褒めるほどおもしろいかね、といま読むと思う。
その他、村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』や立花隆の『臨死体験』、宮崎駿『風の谷のナウシカ』、ヨースタイン・ゴルデル『ソフィーの世界』、松本人志『遺書』『松本』、渡辺淳一『失楽園』などの書評を読んだ。近藤誠の『患者よ、がんと闘うな』の書評もあり、忘れてしまっているがこの書評を読んで私は近藤誠を読むようになったのかもしれないなと思った。
『消費のなかの芸』収録のもの以外を読み、ジッドの『田園交響楽』と太宰治の『新ハムレット』を読みたくなった。
このころ吉本隆明は溺れたことがあったんだったな、と思った。
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