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『読書の学校 西研 特別授業『ソクラテスの弁明』』

2023年01月17日 22時19分51秒 | 文学
『別冊NHK100分de名著 読書の学校 西研 特別授業『ソクラテスの弁明』』(NHK出版)を図書館で借りて読んだ。
ドストエフスキーの『未成年』が終わったので引き続きプラトンに戻る。
『ソクラテスの弁明』についてだけではなく、プラトンのいろいろな本について語る。プラトン以外も語る。
いい本だと思うが、今読みたかった本ではない。
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ドストエフスキー『未成年(下)』

2023年01月17日 00時44分51秒 | 文学
ドストエフスキー『未成年(下)』(新潮文庫)を読んだ。
なんとか読めたが、これは読めたものではない。ずっと、思わせぶり、思わせぶり、後から話す、思わせぶり、最後はドタバタ、という感じだった。
最後のドタバタの感じがものすごく大江健三郎を思い出させた。
一人称の小説なのでドストエフスキーの他の長篇小説よりも私にはとっつきやすく感じたのだが、最後までよくわからない小説だった。ドストエフスキーの小説で最初に手にするのが『未成年』の場合に、もう二度とドストエフスキーを読もうとは思わないのではなかろうか。
ヴェルシーロフの『分身』というのもひどい。どんなに悪いことを話に都合よく行わせても、彼の『分身』だったのだという、二重人格のせいにしてしまっていて、なんでもありではないかと思ってしまう。
ちょっと二度と読まないだろうなと思う小説だった。私が若い頃にはこの小説はドストエフスキーの長篇小説の中でも入手困難で、岩波文庫で三冊で復刊されたのを大切に持っていたが結局読まなかった。やっと読めてよかった。もう読まなくて良い。
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