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アガサ・クリスティー『パディントン発4時50分』

2021年03月17日 00時22分42秒 | 文学
アガサ・クリスティーの『パディントン発4時50分 (クリスティー・ジュニア・ミステリ 9)』(早川書房)を図書館で借りて読んだ。
少し前にテレビで、三谷幸喜が脚本を書いた『死との約束』を見た。アガサ・クリスティーの原作を日本を舞台にした話にして、野村萬斎が奇妙な喋り方で探偵を演じるドラマだった。野村萬斎の喋り方が気になるのだが、話は良く理解できた。犯人もよくわかった。
それに続いてアガサ・クリスティーを読んだ。
クリスティー・ジュニア・ミステリは、較べてはいないが早川文庫よりも小中学生向けにわかりやすくなっているらしく、私などにも難しい言葉もなく読みやすかった。だいたいにおいて推理小説は興味を失ってしまうことが多いのだが、最後まで一応話をたどることができて、犯人も理解できた。しかしやはり、どうしても、最初がもっとも興味を惹かれて、だんだんと遺産相続をめぐる複数の怪しい人物たちの話になってくると、どうでも良くなってしまうのは性格なので仕方がない。
ミス・マープルのことを「マープルさん」と書いているのは小中学生向けだからだろうか。そこがずっと気になった。
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