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とっても残虐な『殺戮にいたる病』を途中まで読んだ

2013年04月16日 00時33分11秒 | 文学
オチが来てしまうと印象が大きく変わってしまう可能性があるので、いまのところの感想を。
いま我孫子武丸の『殺戮にいたる病』を読んでいる。この本はひどい。残虐すぎる。どのくらい残虐かというとマンガ『キン肉マン』に登場したてのラーメンマンくらい残虐、といってもそんなにわかるひともいないだろうけれど、とにかく残酷。
こんな本はこどもは読んではいけない。
当時、連続幼女誘拐殺人事件があって、それが背景にあるようだ。
エピローグというのはふつう小説の最後にくるものだが、それが最初にあって、犯人がつかまるところが描かれる。そして犯人と元刑事と犯人の母親の視点で、それぞれが同時進行ではなくて、少し時間的にはずれた時期で描かれる。
とても興味深い描き方なのだが、残虐すぎる。
タイトルはキルケゴールの『死に至る病』から来ているのだろう。
いまのところ、犯人が連続殺人を行っているのが描かれているだけなのだが、これにどんなオチが用意されているのだろうか。
びっくり仰天を期待したい。
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