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マーティン・ブレスト監督『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』

2012年03月03日 23時28分07秒 | 映画
録画していたマーティン・ブレスト監督『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』を見た。
少し長く、おしまいの学校でのアル・パチーノの演説シーンはいらないんじゃないか、みんなに拍手喝采されるような人間じゃないぞ、と思ったが、とてもおもしろい映画だった。
目が見えなくなって他人に当たりちらして死にたがりのろくでなしのアル・パチーノが、若くてけがれのないクリス・オドネルと旅をする話で、非常に夏目漱石の『こころ』を思わせる映画だった。
ずっと綺麗なままで生きていければいいけれど、人間というのはやがて闇を抱えて生きていかざるを得ないものだということを考えさせる話だった。
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