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☆文庫のはなし

2010年05月10日 22時26分05秒 | 文学
六月は気になる文庫が多く刊行されるのでメモしておく。
マルクス「経済学・哲学草稿」(光文社古典新訳文庫)
村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」(文春文庫)
ジャック・ケルアック「オン・ザ・ロード」(河出文庫)

最近は本当にマルクスブームだなあと思う。「資本論」が文庫になるのを心待ちにしている。
村上春樹の本を読むと、走ろうって気になるのかもしれない。
「オン・ザ・ロード」は全集に入っているのが文庫化されるんだなあ。全部文庫で出せばいいのに、と思う。

あとは講談社文芸文庫から、大岡昇平の「常識的文学論」が出るみたい。ちょっと前に井上靖の「新編 歴史小説の周囲」が出たから、それと合わせて読むと良いと思います。「蒼き狼」論争に興味があったときがあって、大岡昇平の全集を図書館で借りてきて読んだことがあった。いまはまるっきり興味がないが、当時であればどちらも買っていただろう。
講談社文芸文庫は吉本隆明の「書物の解体学」を出すようだ。しかし持っているのでいらない。
講談社文芸文庫は出す本がないなら(誰も出す本がないなどとは言ってないが)、江藤淳の「海舟余波」を出してくれないかなあ。勝海舟が好きになったときに読みたかったのだけれど、文春文庫はずっと品切れなんだよなあ。
覚えていたら今度はがきを出そう。しかしそのためには講談社文芸文庫を購入しないといけない。
勝海舟といえば「龍馬伝」で武田鉄矢の勝海舟を見るたびに「マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき」を思い出してしまう。すごい宣伝効果だと思う。NHKは公共放送なので、そのような宣伝効果絶大なタレントを、笑顔を見るだけで特定の即席麺を彷彿とさせるタレントを、起用することは問題ないのだろうか。元NHK番組モニターとしては気になるところだ。
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