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☆よしもとばなな「みずうみ」感想

2009年01月13日 23時25分02秒 | 文学
今日NHKを見ていたら森進一とジェロと木山裕策と秋元順子が歌っていた。
紅白歌合戦も見たのでこの四人の歌うのをこの短い期間で二回聴いたことになる。二回聴くとなんとなく覚える。特にジェロの「海雪」はなんだか好きになりつつある気がする。好きになりつつある、なんて言う時は一般的にもうすでに好きになっているものだ。認めたくないだけなのだ。
秋元順子の「愛のままで…」は高橋真梨子みたいだ。結構好き。
なんだか演歌好きになりつつあるのかもしれないなあ。
私はもう折り返し地点を過ぎたのだ。

みずうみ (新潮文庫)よしもとばななの「みずうみ」(新潮文庫)を読んだ。
だんだんとよしもとばななの小説に登場する傷つきやすい人たちに共感できなくなってきている。これは仕方のないことなのかもしれない。
あり得ないことなのかもしれないが、語り手の女の子が自分のまわりの傷つきやすい男の子や女の子に「もういいかげんに泣くのはやめろ。いつまで泣いているんだ。」といつか言いそうな気がして僕は心のすみっこでそれを多少期待して読んでいるように思う。
そんなことになったらびっくりして熱中して読むだろう。
傷つきやすい人の相手をするのは本当言うとめんどくさい。自分の傷つきやすさと付き合うのも本当言うとめんどくさいが仕方がないから付き合っている。そういうことって出てきたらいいなと期待する。
しかしこれは甘いものを食べて「辛くない!」と怒っているというようなことなのだろう。そんなことをしてると小林秀雄に馬鹿にされる。
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