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☆真実、厳しい真実。(ダントン)

2007年08月06日 21時16分29秒 | 文学
フランスの19世紀の文学はおもしろいとよく言われるのに、なぜだか僕がいままでさほど面白いと思わなかったのには理由がある。
フランス革命とその後の歴史の流れが理解できないからだ。
スタンダールもバルザックも、どこが面白いんだかよくわからず退屈だったのはそのせいだということにやっと気づく。
今後、あれらは純文学作品ではなく歴史小説なのだと認識を改めることにする。「18××年、ナポレオンが」などという記述が登場する小説はすべて歴史小説だ。「ナポレオンが」がなくても年号があった時点で歴史小説という認識でいいかもしれない。
彼らは司馬遼太郎や吉川英治の、遠い異国のあらまほしき先達なのだ。
いまフランスの歴史にせっかく興味があるので、この機会にそのへんもつまみ食いしておきたいな、と考えている。
以下リスト。

スタンダール「赤と黒」(光文社古典新訳文庫)
ディケンズ「二都物語」(新潮文庫)
トルストイ「戦争と平和」(岩波文庫)
デュマ「モンテ・クリスト伯」(岩波文庫)

しかし「モンテ・クリスト伯」は長いから無理だな。字も小さいし。字が大きくなるか新訳が出たら考えよう。
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