仲村前「日産ディーゼル工業」社長

　仲村前「日産ディーゼル工業」社長が来社された。仲村さんはご存知の通り那覇出身。日比谷高、東大工学部を経て日産自動車入社、米国留学。社長候補の一人と目される中、カルロス・ゴーン氏に乞われ、赤字に低迷する日産ディーゼル工業社長に就任するや数年で再建、黒字化実現後ボルボと資本提携。それを見極めた後に顧問に就任。その出処進退の鮮やかさに驚いた。
　昨年の関東沖縄経営者協会４０周年記念大会には特別講師として講演頂く等大変お世話になった。折から上京中の前稲嶺沖縄県知事が多忙な最中、聴講され懇親会まで出席された。それもその筈、前知事も「いすず」で労組委員長を務めるなど同じ自動車メーカー勤務経験者、その内容には大いに興味をそそられたに違いない。

　仲村顧問、リタイヤ悠々自適と思いきや、今も毎日横浜から上尾へ出勤、年に数度は９０歳を越される御母堂ご健在の那覇にも行かれるとのこと。この日、零細弊社を訪ねて来られたのには恐縮しましたが、懇談している内に何と二歳上のお姉さんが私の高校同期と分かり、驚く。
　この日、たまたま来社された島袋琉大就職センター所長一行をご紹介したところ、学生の就職問題に盛り上がり、赤坂の「潭亭」に場所を変え、交流懇談に花が咲きました。