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「今年の沖縄県高校生職場実習」

2007年06月18日 | 著書:「おきなわ就活塾」(新宿書房)
 今年も沖縄県高校生の職場実習のシーズンがやってきた。ご承知のようにこれは沖縄県が全国一の失業率の低下を目指す政策の一環として実施しているもの。
 当社はこうした県の要請に応え、ここ10年近く毎年全県高校から選ばれた生徒5名に限り、出身校のHP作成を研修テーマに引き受けて来たが、今年は予算縮小の影響を受けて浦添工業、八重山商工、名護商工、美来工科高からの4名。しかも、毎年半数近くを占める女生徒がゼロ。いつも成績上位は女生徒が占めるだけに、今年の実習生の質を心配したが結果は案に相違し4人ともなかなかの出来でした。
 私は毎年、実習開始の初日のオリエンテーションと最終日、引率の先生、県東京事務所担当者と共に成果発表を聞いていますが、年々高校生のITスキルの向上と共に県出身若年者の意識変容を感じます。それも年々サイクルが急変しているようです。具体的には“チムグクル”等沖縄キーワードや島訛り”対ヤマト”意識の消滅等々。
 彼等の世代に近い沖縄出自を微塵も感じさせない仲間由紀恵、比嘉愛未、新垣結衣等の全国的活躍を見るとこれも“むべなるかな”とも思われる。
 逆に私にとって、10年1日の如く“ヤトト対ウチナー”コンセプトに拘る古色蒼然たる自己認識を省みる真に得がたい学習チャンスとも言えます。

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