センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

咀嚼の効用!

2012-01-16 00:00:40 | 感覚、五感
※咀嚼の基礎知識、
●複雑な運動の組み合わせ、下あごを開閉したり、唾液を分泌したり、舌で食べ物と唾液を混ぜ合わせたり、咀嚼は複雑な運動の組み合わせで成り立っています。
咀嚼に関わる筋、骨、神経系は運動器官の中で最も多用かつ複雑です。
●自動的に行える、
咀嚼の神経回路は呼吸、歩行、姿勢、血液循環の調節などと同様に脳幹にプログラムされており、意識しなくても指導的に行える運動です。
新聞を読んだり、テレビを見ながらでもちゃんと食べられるのは、そのためでする。
自動的に行える一方で、意識して速めたり、遅くしたり、止めることもできます。
●脳の多くの重要な部位が関与、
咀嚼をコントロールする脳の部位は、極めて広範囲、創造性や適応、学習、記憶、快、不快の情動、本能また体温調節などの通常性、運動、姿勢などに関わる脳の部位が咀嚼のコントロールに関与しています。
※咀嚼の効果8ヵ条!
1、消化、吸収とともに摂食機能を調節する。
2、口、顎、顔の成長発育を促進する。
3、唾液の分泌を促進して健康を守りアンチエイジング効果も。
4、脳の働きを活性化する。
5、美味しさを味わい、幸せな気分に。
6、免疫機能を向上させる。
7、食べ過ぎを抑えダイエットに。
8、骨粗症化を抑える。
日経インテムレッセ9月号より抜粋引用、
以前から私は咀嚼と唾液の関係、脳などへの影響について説明してきました。
現在の子供たちや若者たちの多くが、唾液量が減少し、ドライマウス現象という。唾液量の不足から、消化器官などにも悪影響を与えているのです。
また、ダイエットに「20分間咀嚼ダイエット」と名付け、体重を無理なく痩せられ方法として私は指導しております。
これらは脳科学を応用し、人の食欲と満腹感の関係から提唱しているものです。
人が食事をして満腹と感じるまでに約20分掛かるのです。それは、食事をして胃袋から「グレリン物質」が脳の視床下部、この脳部には「満腹中枢」が存在しており、食べ物を咀嚼して、食べてから、20分後ぐらいに分泌され、満腹だから食べられないと、視床下部から指令が出て、食べられないとなるのです。
ところが、早食いや咀嚼回数の人は、大食いになる傾向が強く、何人前も食べてしまうのです。
また、咀嚼と唾液に関しては、咀嚼回数だけでなく、刺激のある食べ物を食べることも重要です。
現在のように、刺激の強い食材が食べられない、嫌だと食べない人たちが多いのです。梅干し、唐辛子、お酢、ワサビなどが大人でも抵抗があるという人たちが増えています。
これら刺激のある食材もご飯やおかずと合わせて、ゆっくりと咀嚼することで、味覚を育て、唾液量を増やし、歯周病の予防にも繋がり、唾液によって口内の殺菌にも役立つので、歯茎や口内の健康を保つことも出来るのです。
また、咀嚼を繰り返すことで、「三叉神経」脳神経を刺激し、顎の嚙む力、脳神経細胞の刺激から、脳の活性化し、食べ物を美味しく感じさせるなどの効果もあるのです。
ですから、意識して、食事をゆっくりと楽しむ、味わうという、味覚の発達を促し、脳の活性化に繋がるのです。そして、ゆっくりと時間を掛けて食事をすることはダイエットにも繋がり、心身共に健康になる秘訣でもあるのです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

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