センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

高血圧と食事!

2012-01-14 00:00:40 | 感覚、五感
世界健康機構(WHO)によると、世界の全死亡のうち30%が心血管疾患に起因するという。高血圧や高脂血症の治療をしないでいると血管に負荷が掛かり続け、次第に弾力を失い、硬化を起こす。
心臓であれば、狭心症から心筋梗塞に移行、脳血管であれば、脳出血や脳卒中に繋がる。
高血圧や高脂血症は放置すれば生命の危険に直結、例え命を取り留めても深刻な後遺症が残る怖い病気です。
さらに腎臓にも影響を及ぼし、腎硬化症や腎不全を経て、人工透析をしなくてはならなくなる。少し前に高血圧症は、自覚症状が洗われないため、サイレントキラー(沈黙の殺人者)と呼ばれていたが、高脂血症にも同じことが言える。
週刊東洋経済5/29日号より引用。
国内推定患者数は高血圧症4000万人、高脂血症4000万人と言われ、30歳代~40歳代の若い世代にも推定患者数が増加傾向にあります。
やはり、食の欧米化、ストレス、お酒の飲み過ぎ、タバコの吸い過ぎなどの要因が考えられている。
現在は、既在薬の完成度の高い薬や注目の新薬も相次いで開発されている。
カルシウム桔抗剤、ベジル酸アムロジピン(大日本住友製薬)、アムロジン(ファイザー)、よく使われている高血圧薬、イルベサルタン(大日本住友製薬)、アッバプロ(塩野義製薬)などである。詳しくは週刊東洋経済5/2-9合併号720円をご覧下さい。
高血圧はやはり日々の測定が大事である。我が家の祖母には毎日血圧計で測って貰い、それを私がグラフにして主治医にメールで送っている。
だから祖母には、祖母に合った薬を貰っている。
実は、高血圧症の人達でも、人によっては効く薬と効果が薄い薬も個人によっても違いがあるのです。
例えば、その人にはA社の薬が効き、B社の薬が効きが悪いなどあります。
これらの考え方が「オーダーメイド医療」である。その人の体質に合った薬、治療法を医師だけでなく、検査技師、看護師、薬剤師も含め、その人に合った薬と治療方法を検討するという考え方です。
ですから、私が祖母に何種類かの血圧症の薬を紹介して貰い、病院で効果のよい、体質的に合うものを処方させたので治りも早く、副作用も少なくて済むのです。
高血圧には自覚がないと言われるが、実は少し運動したりすると顔だけが赤くなったり、疲れやすいのである。
また、スポーツ選手の多くが多少普通の人達より血圧が高いのである。
例えば、重量上げ選手は普段から踏ん張る力を使うため、血圧は相当高くなっている。
だから、血管が破裂しないように柔軟で丈夫に成っているのです。
但し、普通では食事などで高血圧になる人達が多いのです。
現在の若い人達の食生活を拝見していると、塩分の多い食事の傾向があり、中には朝からラーメンを食べ、週に3回以上ラーメンを食べ、スープまで飲み干している人達は高血圧症に疾患しやすのです。
また、運動不足でメタボリックの体型では尚更である。
例えば、脳梗塞などの前兆は、箸を落としたり、手足に湯和漢を感じたり、呂律が回らなかったりと何時もと違った感覚があればすぐに検査をすることで脳卒中を未然に防ぐことも可能なのです。
私の母親のように、前兆を感じながら、手足に湯和漢を感じても病院に行かず、一度目に倒れたときも、疲れからだと安易に考えていたようです。
二度目に倒れたときには、クモ膜出血で致命傷だったのです。私の判断もあり延命出来たのだが、後の後遺症が強く表れ、現在は半植物状態の症状である。
また、高血圧は遺伝的要因も大きく、私の母親のように親が高血圧や高脂血症の症状があるようなら、その子供も不摂生な生活を続けていると親と同年代に高血圧や高脂血症に疾患する可能性のリスクも高くなるのです。
ですから、普段から食事に注意し、塩分摂取を適性に保ち、定期的な運動、ストレスを溜めない、お酒、タバコは控えめにするなどの取り組みも必要です。
何より、年に一度でも血行なので健康診断をすることで大病を未然に防ぐことも可能になるのです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦

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